j1リーグに所属している、サンフレッチェ広島のホームスタジアムである『エディオンスタジアム広島』、かつては広島ビッグアーチは、jリーグ開幕から約30年間数々の名場面を見届けてきました。
2024年2月に開場する新スタジアム『エディオンピースウイング広島』にサンフレッチェ広島のホームスタジアムが移転することから、この先エディオンスタジアムはどうなっていくのか、解説していきます。
エディオンスタジアムの概要
エディオンスタジアムの正式名称は『広島広域公園陸上競技場』です。
2013年より家電量販店ディオンが命名権を獲得して以降、エディオンスタジアムと呼ばれるようになりました。
名称 | 広島広域公園陸上競技場 |
呼称 | エディオンスタジアム |
開場 | 1992年3月 |
所在地 | 広島県広島市安佐南区大塚西5 |
アクセス | アストラムライン 広域公園前 |
収容人数 | 50000人 (Jリーグ最大席数は35000人) |
所有者 | 広島市 |
運用者 | 広島市スポーツ協会 |
トラックとフィールドがあり、陸上競技やラグビー、サッカーなどもすることのできる多目的スタジアムです。
また、音楽ライブも度々開催されており、ミスチルやB’z、SMAPなど有名アーティストがライブを行ったこともあります。
2012年までは『広島ビッグアーチ』を呼称として親しまれ、2012年に広島市が施設命名権を応募。
家電量販店エディオンが年額3300万円で取得し、その後2024年2月29日まで命名権を保有し、現在の『エディオンスタジアム広島』となっている。
エディオンスタジアムの今後
サンフレッチェのホームスタジアムが移転してしまったら
使用頻度が減ってしまうのでは?運用できるの?
広島広域公園陸上競技場の転換期であることは間違いない2024年。
命名権の契約も終わってしまうことから、エディオンスタジアムと呼ばれることもなくなると思います。
今後の活用策や収益はどうなるのでしょうか?
運用者の広島市スポーツ協会によると、年間収入は1憶2000万円程、そのうち半分の約6000万円がサンフレッチェ関連となっていて、管理する経費は3億8千万と現状でもマイナスとなっている。
サンフレッチェ広島社長はホームスタジアム移転後、エディオンスタジアムについてこう発言しています。
『まずは新スタジアムの稼働をあげることが第一。基本的には男女のリーグ戦、カップ戦は新スタジアムで開催することになる。
芝を休ませなければならない時期は必ずあるい、その間の試合はお願いするだろう。ユースなど育成年代が使わせてもらうケースもある。クラブとして全く使わないというわけではない。』
とはいえ、サンフレッチェ広島の主催試合年間約20試合が開催されなくなることによる、収入の減少は免れないだろう。
それじゃぁ、エディスタは維持するのが
より大変になってしまうの?大丈夫?
一方でサンフレッチェの定期利用がなくなることで、スタジアムのスケジュールが空くということです。
今までは芝の状態なども考慮して年間300件ほどの利用申し込みのうち3分の1程は断っていた現状があるそうです。
現状は陸上競技大会の織田幹雄記念国際大会や、県高校総体など、数えるほどしかなかったイベント以外にも、全国レベルのコンサートやイベントがこれまで以上に実現しやすくなったといえる。
市のスポーツ協会は”プロが使う場所”というイメージを一新し、幅広い利用者を呼び込む方策を模索しているということです。
これから地域イベントを通じて、地元住民に楽しく気楽に利用してもらえる施設を目指して意見が出されて話し合っているようです。
今後はスタジアム以外のにぎわいづくりが重要になってきそうですね。
気になるエディオンスタジアムの名前は?
現状未定ということです。
2023年11月22日に人材派遣会社の「ホットスタッフ広島」が年間720万円、2024年3月から6年間の命名権を取得したことを発表しました。
名称は「ホットスタッフフィールド広島」となります。
命名権はスタジアムの重要な収入源であることはたしかですが、サンフレッチェのホームでなくなることにより、命名権料を年間3300万円から『年間500万以上』と値下げされていました。
まとめ。ありがとうディオンスタジアム。これからも
たくさんのサンフレッチェの名場面を生んできたエディオンスタジアム。
Jリーグ開幕よりサンフレッチェ広島ホームスタジアムとしてにぎわってきました。
アクセスの問題や気候(雪)の問題など、なにかと不満があったスタジアムではありますが、今となってはそれも良い思い出です。
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